- 工場見学
工場見学についてお知らせします
旅行会社よりヴェルデ香港の見学ツアーの要望が来ました。
これを機にヴェルデ式の土耕植物工場の認知度が高まればと思います。
独立行政法人 中小企業基盤整備機構様のご依頼により、香港の企業視察先の手配をしているとのこと。
中小機構HP
http://www.smrj.go.jp/
上記団体を中心にマカオで開催される中小企業世界会議に参加者が、香港滞在中に訪問したいということだ。
参加者は主に中小企業の研究している大学教授及び中小機構の職員及び研究団体などで構成されており、海外から生鮮食品を輸入している香港でメイドイン香港の野菜販売について、話が聞けたらということです。
先週台湾に行ってきました。
今回は国際医療専区建設と国際医療ツーリズム事業についてでしたが、植物工場についての情報も仕入れてきました。
台南でお世話になっている方から、LEDやソーラーに関係する会社や個人10数人のグループがあり、植物工場に興味を持っているとのこと。
いずれ日本企業をお連れしようと考えております。
と思っていた矢先、やはり同じ方から連絡が来て、有機農場をやっている女性社長が、植物工場を見学に来たいとの情報をいただきました。
早速する関連する国内会社に連絡をとろうとしております。
事前に段取りすれば、台湾からの訪問者も数社になるかもしれず、その際は【経済合作会議】の開催を視野に入れたいと思います。
日本と中国の商習慣はずいぶんと違いますが、台湾企業ともまた一味違います。
多分日本のほうが独自すぎるのだと思いますが、そのお互いのリテラシーをどうとるかで会見の行方がわかることになっています。
日本の植物工場は、完全制御型では世界最高の技術、と言われておりますので、是非ともこの技術を海外に活かしたいものです。
バイオディーゼル燃料の先駆者である日本企業の香港上場の話しなどをしているのですが、香港パートナーが東北の省の共産党幹部と農業法人をエスコートして来月日本に来てくれます。
人工培土ヴェルデナイトを用いた植物工場は丸紅が窓口になってしきってくれています。
時間がある方は丸紅大阪支社の地下2回に見学に出かけてください。藤原さんと言う方が担当なのでお願いすれば説明などもしてくれると思います。
とは言いながら、単純見学の場ではないので、それなりの筋は通してくださいね。
ヴェルデナイトは中国で開催される某イベントのグッズとしても検討していただいています。
大きな反響があると嬉しいですね。
高辻先生の完全制御型植物工場の勉強をしましょう。
初期の開発
わが国の実用化植物工場の草分けは、現れたカイワレ生産1980年代前半、海洋牧場社によっって静岡に工場である。
これは太陽光利用型であるが、デンマークのクリステンセン農場のカイワレ版といえるだろう。
それまでもっぱら土俵栽培だったカイワレ大根が、これを機に急速に工場生産物に変わっていった。
一時は過度競争になり、最初は1パック198円したものが、数年で100円以下に下落ししてしまった。
あまり需要のないものを大量に工場生産すると、価格暴落につながるという例であろう。
現在のカイワレ生産者はほんの数社に絞られている。
完全制御型植物工場のわが国の実用化第1号は三浦農園だった。
三浦農園は1983年にスタートし、平面式と三角型の栽培システムを開発した。
当時の通例で高圧ナトリウムランプを使用し、1日400株程度の無農薬レタス生産して、1株105円でスーパー2箇所に卸していた。
夫婦二人で行っていたので、1株の生産原価を96円に抑えていたが、これでは採算性はギリギリである。
それでもたいへんな努力により10年近く生産を続けた。
いま三浦農園を振り返ってみると、当時としては相当高度な栽培技術に達していたと思う。
その後,キューピーとタバイエススペックの特徴あるシステムが現れた。
また最近になって蛍光灯やLED利用システムが注目され、植物工場が再び状況を帯びてきた。
これらの光源は熱をあまり発生しないので、近接照明と多段栽培(ビル農業)を可能にした。
蛍光灯植物工場を初めて実用化したのはコスモプラントの内山久和氏である。
これらを中心にした最近の植物工場の状況については第5章で説明する。
なお、わが国の植物工場開発を推進させた二つの出来事を特記しておきたい。
一つは1987年5月に世界でも初の「植物工場システム展」が、日本工業新聞社主催で東京晴海の国際見本市会場で開催された事である。
アメリカからの出展も含めて思いのほか多数の出展が得られ、成功裏に終わった。
実数で3万人以上の人のが詰めかけたと思う。
日立プラント建設とM式水耕研究所が共同で出展した、
植物工場のモデルプラントのブースである。
また、1989年4月には日本植物工場学会が設立され、これまで植物工場の研究を支えてきた。
学会の進展を促したものの中で「SHITA シンポジウム」の役割はとくに大きかった。
毎年ほぼ1月下旬に開催され、2007年で17回数える。
実際的なテーマを選ぶので人気があり、
毎回だいたい300名以上の参加者を確保してきた。
2007年1月に日本植物工場学会と日本生物環境工学会が設立された。
この中でもSHITAシンポジウムは従来通りで継続される予定である。
…………………………………………………………………………………
完全制御型は日本の技術が非常に高い人のことである。
是非とも日本の輸出産業に育てていきたいものです。
本日2日目。男子体操銀メダルの日。数十年前に体操部だった筆者の喜びはひとしお。
今回は野菜工場のリアルタイムを
野菜工場については国内様々な場所からのオファーや見学などがあります。
現在見積作成中なのは先日工場見学をしていただいた、中国地方のと或る県の方です。
お話を伺うと
一に雇用創出
二に地元の活性化
三に新たなビジネス創造
と言うことで、農業、あるいは野菜工場自体が本丸の目的ではない。
つまりは1と2と3を満たすものとして野菜工場に興味を持っていただいたようなのだが、この会社(民間です)は建築土木業者として公共事業と深くかかわり、また、社長は農業も営んでおられると言う方です。
要は、農業も、雇用も、行政もわかっている方が次なるビジネスモデルとして野菜工場に目を付けていただいたわけで、これはご評価いただいていると思いました。
もちろん、それに答えるだけの対応力を持っているかどうかが、プロジェクトとしてのポイントですが、それはこちら側の問題になります。
この会社のすばらしいところは、すでにソーラーシステムを導入した福祉施設を建設運営していることや、障害者の雇用のためにキノコの栽培工場を作っていると言う実績の有ることです。
今回は高齢者(農業従事者も含む)、退職者、障害者などの雇用を創出しつつ、NEDOと組んでソーラーシステムの検証助成金をえながら、低予算(といっても低額ではない)で新規事業に取り組もうとしているわけです。
「土」を用いた野菜工場は<世界初>の取り組みなので、これを活用することはいろいろな意味でセンセーショナルな意味づけも可能かと思います。
農業自体や、結果としてできる農産物自体も大切なことですが、それに従事する人たちが生活できなければ農業自体がなくなってしまいます。
生活できる農業と、その結果できる有機無農薬野菜。
そのようなプロジェクトを進めて行きたいと思います
研究は長年に及んでおりますが、実際稼動は今年から。
問題点は山ほど出てくるでしょう。
しかし、問題は解決すれば終わり。
問題に立ち向かう気概を持ち解決していけばよいだけです。
「野菜工場」と言う意味では立ち上げ時のロマンを共有していただく方とご一緒したいと思っております。
有機野菜についてのコメントは次の紙面で行いたいと思います。