＜有機無農薬の野菜＞というのは作るのが難しいことは皆様ご存知の通り。

とは言いながら、＜有機無農薬の野菜＞は作ることは難しくない。まったく反対なことを書いているのだが、有機無農薬野菜は美味しいし体にもよいから、害虫(と言っているだけで、先方から見れば単に昆虫)や鳥その他が食べてしまうのである。
『作るのは難しくないが、無事収穫するのは難しい』、と言うのが正確なところであろう。

農作業(日本の場合は特に稲作)に大変でつらいイメージがあるのは虫の害や鳥の害で本当に収穫が少なかったからなのである。
炎天下での草取りや、案山子（かかし）を建てたり音を立てて追い払ったりする毎日の作業は本当に大変だったと思う。

日本のお米の収穫が爆発的に増えたのは、これまたご存知の通り、農薬(化学薬品)と化学肥料であることはまた常識でもある。
これはお米に限らずその他の作物でも同様だ。

現在
１．昔からの露地栽培
２．温室やビニールハウス、それに重油燃料などを加えたハウス栽培
３．水耕栽培の植物工場(野菜工場)
と言う、大きく分けて３つの方法が農業であったが、これに加えて

４．土耕による植物工場(野菜工場)

こちらが世界で初めて日本で始まった。

上記１,２,３にも４にもメリットもあればデメリットもある。（それは時代背景によっても変わる。たとえば原油高、など)

筆者はたまたま４番目の『土』を使った『立体野菜工場』の構想からパイロットプラントの設立までに立ち会う偶然を共有したので周辺事項も含めながら、このことを記載して行こうと思う。

野菜工場だけだと情報が偏るので、野菜、あるいは有機野菜というようなくくりでこのブログを開始して行こうと思っている。

応援いただければ幸いです。