- 植物工場とは
高辻 正基 東京農業大学客員教授はその著書『完全制御型 植物工場』の中でこのように述べています。
高辻先生は2009年1月に発足した農林水産省及び経済産業省が植物工場の活用及び普及・拡大に向けて、支援施策や制度的な課題について検討するために農商工連携研究会植物工場ワーキンググループを設置したが、その委員長を務めている方です。また、同書からの引用によれば
これは農業生産が露地栽培→施設園芸→水耕栽培→植物工場の順に環境制御が高度化してきた頂点に位置する。
農業の主流はもちろん露地栽培だが、天候や土俵などの自然環境の影響をもろに受けるので生産が不安定になり、季節性が避けられない。
近年の施設園芸の発展は野菜や花の端境期をなくし、周年的な供給を可能にした。しかしまだいくつかの問題がある。
露地栽培にせよ施設園芸にせよ、一般には農薬の使用が避けられないので、生産者と消費者双方にとって安全・安心とはいえない。
また施設園芸ではハウスを使用するので、そのままでは夏場の温度管理が難しく、周年供給というわけにはいかない。さらに冬場の日照不足などの原因によって、生産物の味や栄養価の問題が生じることがある。
そしてこれらを解決するのが植物工場というわけです。
そのような理由により植物工場のワーキンググループがでました。そしてデモ用小型プラントが経済産業省の入り口に置かれ、石破農水大臣(当時)がその前で写真を撮影をしたりするのですね。
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少し時間が空きました。
というのも今週1週間は香港からの会社社長とのアテンドで朝から晩まで(と言うか深夜まで)お付き合いしていたからです。
なにせ朝が早い。そして夜が遅い。間はぴっちり詰まっている。というわけで、ブログの更新はおろかメールの返信すらままならぬ、という状況でした。
本日はそれらの状況をまとめて、などと考えていましたがそこまで進める状況ではなかったのです。
とは言いながら、今週(先週というのか?)は植物工場の進展がはっきりと出たのが良かったです。
香港でのヴェルデナイトを使用した植物工場については、月曜(旧暦正月)には工場建設のサインがなされ確実に進み始めました。
ここがうまく行けば中国メインランドでも建設が始まることになります。
また、金曜にはJICA(独立行政法人国際協力機構)の理事ともお会いし、なるべく早く視察をするようにとせかされる場面もありました。
今回はアフリカのケニアに行くことになりますが、大使館や大学各種企業等連携先や研究先を回るのと、実際の施行の場所をどうするか?ということを詰めていきたいと思います。
土壌改良や有機農業、それと植物工場。その他周辺の開発事項。やることは多いと思います。
すでに日本側では大学や企業から協力の要請がなされいずれ関連者が集まってのミーティングとなるでしょう。
春まで楽しみになりました。
植物工場の海外展開については来月大阪で打ち合わせ予定です。